『〜 かどうか』を意味する時の if と whether。
if → whether はいつでも置き換え可能ですが、whether → if はできない時が結構あります。
『だったら whether で全部済ませればいいじゃん!』なのですが、
カジュアルなシーンでは、if が使える場合は if を使うのが自然です。
whether を使うと妙にフォーマルに聞こえて変だったり (><)
きちんと使い分けて、ナチュラルな英語に♡
- Table of contents -
1. if や whether って、いつ使うの?
間接話法にする場合、what などの疑問詞があれば、そのまま使えばいいのでカンタン。
What do you like? → I asked her what she likes.
でも、Do ~ ? や Are ~ ?、Can ~ ? などの疑問詞がない文だと、困りますよね(><)
そういった時に便利なのが、if / whether 『〜かどうか』。
- Do you like coffee? → I asked her if (= whether) she likes coffee.
- Are you nervous? → I asked her if (= whether) she is nervous.
- Can you help me? → I asked her if (= whether) she can help me.
* この時の文型はSVOO。if (= whether) 以下は、動詞の目的語(節)です。
* 間接疑問文では語順は SV。
2. if と whether の意味
if の意味
- 〜かどうか(名詞節)
- もし〜ならば(副詞節)
whether の意味
- 〜かどうか(名詞節)
- 〜だろうとなかろうと(副詞節)
置き換えが可能な時は、『〜かどうか』(名詞節)の時です。
if も whether も品詞は接続詞。
He doubted me if (whether) I was still married.
私がまだ結婚してるかどうか彼に疑われたわ。
副詞節に関しては、if の意味や用法が紛らわしくなるケース以外は気にしなくて大丈夫。
If it rains, we’ll have to cancel the event. (副詞節)
もし雨なら、イベントをキャンセルする羽目になるわ。
Whether you like it or not, she won the game. (副詞節)
君が好むと好まないに関わらず、彼女がゲームに勝ったんだよ。
* 略して、Like it or not でもよく使われます。
3. if と whether のニュアンスの違いは?
if
カジュアルな響き。話し言葉で人気なのは if です。
whether
フォーマルな響き。ビジネス英語でよく使われるのは whether の方。
4. or not は要らないの?
文末の or not は省略されるのが普通ですが、つけても構いません。
I wonder if I’m too old to join a fandom or not.
ファンダムに入るのにはちょっと歳かしら?
* whether or not ではよく使われます。
5. if (whether) が使える時
動詞の目的語 → if / whether
動詞の目的語となる節には、 if (whether) が使えます。
if が使える時は、if を優先させます。
He asked me if (whether) I want to marry him.
彼、彼と結婚したいかどうか聞いてきたの。
I don’t know if (whether) she is coming back.
彼女が帰ってくるのかどうか分からない。
* ask, doubt, know, learn, see, wonder などの動詞でよく使います。
it で始まる文 → if / whether
形式主語 it で始まる文でも、if (whether) が使えます。
It doesn’t matter if (whether) you are a vampire or a human.
あなたが吸血鬼でも人間でも構わないわ。
* この時の if (wheter) 以下は名詞節。日本語訳は、whether の副詞節『〜だろうとなかろうと』の意味になっていますが、直訳では『あなたが吸血鬼か人間か(〜かどうか)は重要でない』の意味です。
補語として使う時 → whether (if)
if 節は通常、補語にならないとされていますが、口語ではよく使われます。
My biggest concern is whether (if) I look great on snapchat.
最大の関心ゴトは、自分がスナップチャットで素敵に見えるかどうか。
All I can think about is whether (if) I passed the exam.
試験に受かったかどうかで頭がいっぱい!
The problem is whether (if) he will come to NY.
彼がニューヨークに来るかどうかが問題。
しかも if の方が使用頻度が高かったりもするので、微妙なとこ。
補語にもなりうると明記してある文献もあるので、個人的には、使っちゃって全然いいと思います。
6. whether しか使えない時
前置詞の後 → whether
I talked about whether I should go to grad school.
大学院に行くべきかどうかを話し合ったんだ。
to不定詞の前 → whether
She didn’t know whether to laugh or cry.
彼女は、笑うべきか泣くべきか分からなかったのよ。
or not を直後に続けたい時 → whether
whether or not は人気のフレーズ。whether でもグッとカジュアルになるので、ぜひ使ってみて。
I’m just wondering whether or not I should trust my kitten with presents under the tree.
ツリーの下のプレゼントの横にいる子猫を信用すべきかどうか考えてるとこ。
* or not を省略すれば if も使えます。
I’m just wondering if(whether)I should trust my kitten with presents under the tree.
主語として使う時 → whether
if は目的語の時にのみ使えるので、主語はムリ。
Whether I win or lose doesn’t count.
僕が勝つか負けるかは意味がないんだ。
* It doesn’t matter if ~ のように、仮主語があれば if は意味上の主語で OK。
7. 紛らわしい if の用法
以下の補語として使われている if は副詞節。『もし〜なら』の意味です。if → when に置き換えられるとき。
The only way I can survive is if I don’t touch my plastic.
私が生き残る唯一の方法は、クレジットカードに触らない場合。
8. if の意味が曖昧な時は『もし〜なら』
if は、『もし〜なら』『〜かどうか』のどちらの意味でも取れる時があります。
Let us know if you’re coming.
来るかどうか知らせてね。(名詞節)
もし来るなら知らせてね。(副詞節)
Will you tell me if you know him?
彼を知ってるかどうか教えてくれる?(名詞節)
もし彼のこと知ってたら教えてくれる?(副詞節)
I want to see if i’m blacklisted.
ブラックリストに載ってるかどうか確認したい。(名詞節)
もしブラックリストに載ってたら確認したい。(副詞節)
あまり意味に大差はありませんが、はっきり区別したい時は、
『〜かどうか』の時に whether を使うのがオススメ。
Let us know whether you’re coming.
来るかどうか教えてね。(名詞節)
if のままで、文末に or not を持ってきても。
Will you tell me if you know him or not.
彼を知ってるかどうか教えてくれる?(名詞節)
『もし〜なら』の時は、if 節を冒頭に持ってくれば OK。
If i’m blacklisted, I want to know.
もし僕がブラックリストに載ってるなら、知りたいんだ。(副詞節)
こちらもどうぞ ↓
worth と deserve 『〜に値する』の使い方に違いはある?!
ちょこっと英会話 ↓
Wish you a very happy day / evening / night ❤︎
素敵なお昼、夕方、夜を過ごしてね ❤︎