日本語の『育てる』に相当する英語には、
- raise
- grow
があります。
ただ、どちらも同じように使えるわけではありません(TT)。
ニュアンスの違いもありますが、主な違いは『育てるもの』です!
- raise → 人を育てる(植物や動物に使うこともある。)
- grow → 植物を育てる / この場合の grow は他動詞
自動詞の grow 『育つ』もあるのでよけい紛らわしかったりします!
- grow → 人や植物が育つ / この場合の grow は自動詞
以下、例文を挙げておきますね♡
- Table of contents -
1. raise [reyz] : 人を育てる
基本は人を育てるときに使います。たまーに、動物や植物を人間みたいに育てるときにも使われます。
Every parent wants to raise children happy and confident.
親はみんな、幸せで自信のある子供に育てたい。
A lot of single parents are raising kick-ass kids.
多くのシングルペアレントが素晴らしい子供たちを育てている。
It takes love and patience to raise a puppy.
子犬を育てるには愛と忍耐がいる。
He raised prize-winning pooches.
彼は、入賞したワンちゃん達を育てた。
*ペットのときは have = 飼うを使うのが一般的なので、raise を使うのは、動物を人間みたいに才能を伸ばしながら育てるときです。
Raise a plant and make it love you back.
植物を育てて、愛をもらおう。
*これも、植物を人間みたいに愛情をかけて育てるから raise。
そして、なぜか、家畜の動物を育てるときも raise が使われます。
You can easily raise dairy cattle on grass.
草原で乳牛を育てるのはカンタンだ。
*cattle は複数扱い
あとで食べちゃったりもするのにね。
2. grow [groh] (他動詞): 植物を育てる
Corn is extremely easy to grow.
コーンを育てるのは超カンタン。
To grow plants, you need water and nutrients.
植物を育てるためには水と栄養が必要です。
You can easily grow tomatoes in any sized containers.
トマトはどんなサイズの容器でも簡単に育てられるよ。
ヒゲを生やすのも glow。植物みたいなものだから?!
I’m going to grow a beard while on vacation.
休暇中に顎髭を生やすつもりなんだ。
3. grow [groh] (自動詞): 人、植物が育つ
What do you want to be when you are grow up?
大きくなったら何になりたい?
I grew up in Japan.
私は日本で育ちました。
Growing easily from seeds, sweet peas survive in poor soil conditions.
スイートピーはタネから簡単に生えて、土に栄養がなくても育つ。
他に、『育てる』には bring up と rear がありますがいずれも人が対象です。
- bring up → 人を育てる / 教育しつつ育てる。イギリスで多く使われる。
- rear → 人を育てる / 養育する。書き言葉。口語ではほぼ使わない。
bring up と rear の単語の使用頻度はそれほど多くないので気にしなくてもいいかも!
raise と grow を使ってみて♡
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Learn more and grow!
もっと学んで成長しよー!