that + SV(that 以下が主語+述語)になっているときの that は、会話でよく省略されます。
『不必要な that は全部消す』と言う人もいますが、実際には必要なさそうな that が残っている場合も多いので、省略で迷う人も多いみたい。
絶対的なルールはないので、話し手が決めちゃっていいんだけど、ここにもやっぱり、『何となくの法則』があります。
- Table of contents -
1. that の省略が可能な時
まず、that が省略できる時は、
that + SV(that 以下が主語+述語)
になっているときです。
文法的には以下の3パターン。
- 接続詞の that
- 関係代名詞の目的格の that
- so that, such that の that
2. that の例文
以下の例文で、that はない方が普通ですが、あっても別にオッケーです。
接続詞の that
I think you’re wonderful.
I think that you’re wonderful.
あなたは素晴らしいと思う。
関係代名詞の目的格の that
He is the one I met at the party the other day.
He is the one that I met at the party the other day.
こないだパーティーであったのは彼なの。
* that の直後に S(主語)があれば、that は目的格です。that の直後に V(動詞)があれば、that は主格。
* He is the one who / whom I met at the party the other day. と同じ意味。
so that, such that の that
so that, such that の that は接続詞です。(so は副詞、such は形容詞)
Love yourself, so you can love the other people.
Love yourself so that you can love the other people.
自分自身を大好きになったら他の人たちも愛せるよ。
* that を省略した場合、so の前のコンマはあった方が分かりやすいのでつけます。
that と、続く単語の発音は、that you(ザテユ)、that I (ザダイ) 。
that は、素早くほとんど聞こえないくらいの音で発音します。
3. that を使う時
that は省略するのが普通だとすると、あえて使う時は、
- 省略すると誤解を招く可能性がある時
- that があった方が意味がよりクリアになる時
- あった方がリズム、響きがよくなる時
- 理論的に分かりやすく話したい時
です。
他には、
- 次に話すことを考えるための時間稼ぎ
にも使います。
これは結構便利だよね♡
4. 動詞(形容詞)による傾向
that を使わない単語(熟語)
よく使う単語の後の that は大抵省略されています。
- afraid
- believe
- feel like
- glad
- guess
- hear
- hope
- know
- sad
- say
- suppose
- sure
- think
that を使う単語(熟語)
難しめの単語の後には that を残す傾向があります。
- agree
- announce
- argue
- hold
- indicate
- learn
- maintain
- note
- state
- suggest
- the fact
* note that や、the fact that の that は、省略しません。
5. 最後は勘
とはいえ、書く時はともかく会話では考える時間なんてほとんどないですよね。
なので、that をつけるかどうかは割と感覚的なもの。
個人の好みの問題でもあるので、そんなにきっちり考えるものでもありません。
最初は、that を使わないことをベースに、あった方がいいと思う時のみ使うようにして、
英語を聞いたり英文を読んだりする時に、that の省略にちょっと注意を払ってみて。
よりナチュラルな表現に近づけます♡
こちらもどうぞ ↓
曜日や日付、時間と場所の順序。心地よく響く英語の7パターン!
ちょこっと英会話 ↓
Happy Valentine’s Day!!
ハッピーバレンタインデー!!