『りんごとバナナとオレンジが1個ずつあります』
の英文は、
- There’s an apple, a banana, and an orange.
- There is an apple, a banana, and an orange.
『どうして there are じゃないの?』『there’s と there is は一緒じゃない?』
って思ったら、この記事を読んでみて!
- 単数形 = is
- 複数形 = are
のはずだけど、実際はかなりややこしかったりします(TT)。
- Table of contents -
1. 3つ以上の単数アイテムを並べる時
全て単数のアイテムをリストアップする時は、there’s か there is を使います。
- There’s an apple, a banana, and an orange.
- There is an apple, a banana, and an orange.
and の前のオックスフォードカンマはあった方が意味がクリアになりますが、なくても OK↓
- There’s an apple, a banana and an orange.
- There is an apple, a banana and an orange.
それぞれ、2回目以降の there’s / there is の重複部分が省略されています。
- There’s an apple, (there’s) a banana, and (there’s) an orange.
- There is an apple, (there is) a banana, and (there is) an orange.
以下で、 I have を省略するのと同じです ↓
- I have an apple, (I have) a banana, and (I have) an orange.
* リストアップは和製英語。英語で『リストアップする』は list です。up はつけません。
2. 3つ以上の複数アイテムを並べる時
全て複数のアイテムをリストアップする時は、there’s か there are を使います。
- There’s two apples, three bananas, and four oranges.
- There are two apples, three bananas, and four oranges.
there is はぜったいダメだけど、there’s は OK です。
短縮形 ‘s にしちゃえば、音も字面も一瞬で目立たないから!
単複両方に使えて便利なので、カジュアルなシーンで多用されています。
- There’s a lot of strawberries. = There are a lot of strawberries.
3. アイテムが2つの時
アイテムが2つの時は、3つ以上の時に比べてもっとややこしくなります(TT)。
オックスフォードカンマがない場合、以下の2つの可能性があるからです。
- 『2つを並べている』
- 『2つある』
4. 単数のアイテムを2つ並べる時
3つ以上の時と同じように、アイテムを列挙している時は、there’s か there is を使います。
- There’s an apple, and a banana.
- There is an apple, and a banana.
発話する時の抑揚は、apple⤴︎, banana⤵︎。
and の前のオックスフォードカンマは意味をクリアにすることができますが、なくても OK↓
- There’s an apple and a banana.
- There is an apple and a banana.
5. 単数のアイテムが2つあると言いたい時
『りんごとバナナがあります。』は、
There are an apple and a banana.
でも、are の後に a(n) が来ると直感的にヘンな感じがするし、『一番近い名詞の数に動詞の形を合わせる』とのルールもあるので、
There is an apple and a banana.
の方が実際にはよく使われています。
こうなると、前述の『2つの単数アイテムを並べる時』のオックスフォードカンマなしバージョンとそっくり(TT)
発話する時に、an apple and a banana →, とフラットになってはじめて区別が付くくらい。
でも列挙じゃない時の There is an apple and a banana. は、文法的にちょっとおかしいので、
ここでも単複両刀の there’s が便利です。
There’s an apple and a banana.
6. 複数アイテムを2つ列挙する時
複数アイテム2つの時は、以下のどちらを使っても構いません。
- There’s two apples and two bananas.
- There are two apples and two bananas.
7. 単数と複数のアイテムが混在する場合
単数と複数のアイテムが混在する場合、文法的には there is でも there are でも OK です。
リストアップする時は直近のアイテムの数に合わせます。
- There is an apple, and two bananas.
- There are apples, and a banana, and an orange.
there’s はオールマイティー。
- There’s an apple, and two bananas.
列挙ではなく、2種類の『単数と複数のアイテムがある』の時は、以下のどちらかになります。
- There’s an apple and two bananas.
- There are an apple and two banana.
are a(n) は微妙… と思ったら、順番をひっくり返して解決!
- There are two banana and an apple.
やっぱり、there’s がカンタンですよね。
8. 単数と複数が混じっている時の there’s / there is / there are は省略 OK!
通常、重複する箇所の省略は、『全く同じ』になる時ですが、there’s / there is / there are の場合『ほとんど同じようなもの』なので、省略しちゃって大丈夫です。
- There is an apple, and (there are) two bananas.
9. there is, there are を使わない時
『キッチンカウンターに、りんご(1個)とバナナ(1本)があります。』の英語は、
An apple and a banana are on the counter.
この構文で、 are が is になることはありません。
セットになった単語は例外です↓
Bread and butter is my favorite breakfast.
バターを塗ったパンが、一番お気に入りの朝食。
* bread and butter には『生計手段』の意味もあります。
とはいえ、ナチュラルスピードで話す時って、こんなことを考えてる暇はないですよね!
there’s がいちばん便利♡
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