say と tell って、日本語だと『言う』で同じ。
だけど、英語ではニュアンスも用法も違います。
say はシンプルに『言う』。
だから、直接話法でセリフをそのまま使う時は say です。
- I said “I love you.”
「愛してる」って言ったよ。
tell は、『言う』の内容が『話す』『伝える』『〜するように言う』。
だから、間接話法で使います。
- I told you I love you.
愛してるって君に言ったよ。(伝えた)
say の方がフレッシュな感じだと思うとわかりやすいかも♡
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1. say と tell の基本構文
say と tell の構文は、基本的には以下の3つです。
- say + 話の内容
- tell + 人 + 話の内容
- say + to + 人 + 話の内容
使い分けは、こんな感じ ↓
- 誰に言ったかはどーでもいい時 → say + 話の内容
- 誰に言ったかが重要な時 → tell + 人 + 話の内容
- say を使いたいけど、どーしても誰に言ったかも言いたい時 → say + to + 人
活用 ↓
- say – said – said
- tell – told – told
以下、例文です。
What did she say?
彼女、なんて言ったの?
What did she tell you?
彼女はあなたに何を言ったの?
What did she say to you?
彼女、あなたになんて言ったの?
She said she might be late.
彼女は遅刻するかもって言った。
She told me she might be late.
彼女は僕に、遅れるかもって言ったよ。
She said to me she might be late.
彼女は僕に、遅れるかもって言った。
* said の発音はセ(ド)。セイドじゃないよ。
2. 直接話法と間接話法
say は直接話法
say は、” “(ダブルクォーテーション)のある文で使います。
” ” は、日本語での、「」(カギ括弧)に相当します。
人の発したセリフを、そのまま使う場合です。
say + “セリフ”
She said, “I like you a lot.”
彼女は言った、「私はあなたが大好きよ」
say + 人 + “セリフ”
She said to me, “I like you a lot.”
彼女は僕に言った、「私はあなたが大好きよ」
* よろしく伝えてね!の時の “Hi” や “Hello” の ” ” は通常省略されます。
He said hi to you.
彼がよろしくって。
Please say hello to your mom.
ママによろしくね。
Say hi to everyone I know.
みんなによろしくね。
tell は間接話法
tell は、” “(ダブルクォーテーション)のない文で使います。
誰かが発したセリフの内容を、「」(カギ括弧)なしで伝える時。
tell + 人 + 話の内容
She told me she likes me a lot.
彼女は僕に、彼女は僕が大好きだと言ったんだよ。
これは、学校のテストの書き換え問題でよくでるよね。
3. tell + 人 にならない時
以下は、決まった言い方なので、tell + 人 の形をとりません。
- tell a joke
- tell a lie
- tell a story
- tell a tale
- tell the future
- tell the time
- tell the truth
4. tell + 人 + to不定詞
tell + 人 + to不定詞で、『〜するように誰かに言う』の意味になります。
He told me to talk to you.
彼が僕に、君と話すように言ったんだ。
I told her not to eat cookies.
彼女にクッキーを食べないように言ったの。
5. speak と talk の違い
『話す』の speak と talk も似ています。
置き換え可能な場合もありますが、speak の方がフォーマルでビジネス向け、talk はカジュアルな日常会話向けです。
ニュアンスの違いは、speak が『一方的に話す』のに対し、talk は『双方向の会話』っぽいところ。
活用は、
- speak – spoke – spoke
- talk – talked – talked
May I speak to the manager?
君の上司と話させてもらえるかな?
We need to talk.
僕たちは話し合わなきゃ。
『言語を話す』には speak を使います。talk は使いません。
Do you speak English?
英語を話しますか?
6. say + to不定詞
say と to不定詞は、基本的には一緒に使いません。
ですが、アメリカの口語表現では、say + to不定詞が使われることもよくあります。
△ He said to talk to you.
△ I said not to eat cookies.
一応間違いだし、正式な文書では使わないので注意してね。
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