主節の過去形に引っ張られて、従属節の時制が backshift: 過去方向にスライドする のが『時制の一致』。
You are too beautiful for Earth.
君は地球には美しすぎるよ。
↓
He said I was too beautiful for Earth.
彼、私が地球には美しすぎるって言ったの。
ちなみに、話し手が今でも『自分は地球には美しすぎる』と思っていたら、時制は一致させてもさせなくてもオッケー。
He said I was/am too beautiful for Earth.
彼、私が地球には美しすぎるって言ったの。
主節が現在形や未来形のときは、『時制の一致』は関係ありません。従属節の時制は未来、現在、過去となんでもありです。
ここでは時制の一致の基本的なシフトと、一致が起こらないケースについて載せてみました♡
- Table of contents -
1. 現在形 → 過去形
まずは現在形から過去形へのシフト。これはカンタン。
I‘m happy. → He said he was happy.
I love kittens. → She said she loved kittens.
* kitten 仔猫
I can dance. → She said she could dance.
I‘m cooking. → She said she was cooking.
I‘m going to bake a cake. → She said she was going to bake a cake.
2. 未来形 → 過去形
未来形から過去形もカンタンです。
I‘ll be there. → She said she would be there.
3. 過去形 & 現在完了 → 過去完了
ややこしいのはここ。過去形も現在完了も、過去完了へシフトします。
I was in Tokyo. → She said she had been in Tokyo.
I swam two days ago → She said she had swum two days ago.
He was working. → He said he had been working.
I have had lunch. → She said she had had lunch.
4. 過去完了 → 過去完了
過去完了はこれ以上 後ろにずらす ことができないので、そのまま。
I had been to Australia before. → He said he had been to Australia before.
5. must は must か had to
must には過去形がないので、must のままにするか、had to を使います。
You must do exercises. → He said I must / had to do exercises.
また、変わらないことには時制の一致は起こりません。
6. would, could, should, might はそのまま
would, could, should, might はもともと過去形なので、過去形のまま使います。
I would be there. → She said she would be there.
7. 仮定法は時制の一致を受けない
仮定法は時制の一致を受けません。
I wish I was/were skinnier. → I wished I was/were skinnier.
8. 時制の一致をさせなくてもいいとき
冒頭の通り、話し手が『現在も同じ状態が続いている』と思ったときは、時制の一致はさせてもさせなくてもオッケーです。
一致させた場合、今も同じ状態が続いているのかはクリアではありません。
She said I am super cute.
彼女は僕がすっごくカッコいいって言ったよ。(今もカッコいい)
She said I was super pretty.
彼女は僕がすっごくカッコいいって言ったよ。(その時カッコよかった / 今もカッコいい)
9. 時制の一致が起こらないとき
universal truth: 普遍の真理 など、ずっと変わらないことには時制の一致は起こりません。
He said the Earth is round.
歴史上の事実や毎日の習慣、諺に関しても同じです。
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今日は島を綺麗にしようっと!