『英語の品詞が苦手!』な理由の一つには、品詞じゃない『~詞』に惑わされてる可能性も。
関係代名詞や疑問代名詞の品詞は『代名詞』。関係副詞や疑問副詞の品詞は『副詞』です。
だから『関係詞』は関係代名詞や関係副詞をまとめた総称で、『疑問詞』は疑問副詞や疑問形容詞をまとめたもの。
英語を話すときに細かい品詞分解をする必要は全くないけれど、なんとなく整理しておくことは悪くないかも。
英語表記も載せてみました。品詞に関しては、複数形を使うのが一般的です♡
- Table of contents -
1. そもそも品詞って何?
品詞は英語では word class や parts of speeches。
名詞や動詞などを指します。
文中での役割が似ている単語をグループ分けしたもので、品詞そのものは 8 ~ 10 個。
2. 品詞の種類(10個に分ける場合)
- 名詞: nouns (apple, Jane)
- 代名詞: pronouns (he, they)
- 動詞: verbs (drink, know)
- 助動詞: auxiliary verbs (can, have)
- 形容詞: adjectives (beautiful, cool)
- 副詞: adverbs (always, really)
- 冠詞: articles (a, the)
- 前置詞: prepositions (at, on,)
- 接続詞: conjunctions (and, but)
- 間投詞: interjections (hey!, wow!)
* 辞書では 8 個分けが主流です(助動詞が動詞、冠詞が形容詞扱い)。← 個人的には10個分けの方が分かりやすくて好き。
* 助動詞は helping verb とも言われます。
3. 1単語 = 1品詞ではない
1つの単語に複数の品詞があることもよくあります。
shop
- shop(名詞): ショップ、お店
- shop(動詞): 買い物をする
fast
- fast(形容詞): 速い
- fast(副詞): 速く
4. 疑問詞の品詞は?
疑問詞: interrogatives は、以下の3つ。
- 疑問代名詞: interrogative pronouns (who, what, which, whose, whom) → 代名詞
- 疑問形容詞: interrogative adjectives (what, which) → 形容詞
- 疑問副詞: interrogative adverbs (when, where, why, how) → 副詞
* whose, whom は who の格の変化形です。
5. 関係詞の品詞は?
関係詞: pronouns は、関係節の中での役割によって分類されます。
- 関係代名詞: relative pronouns (who, which, that, whose, whom) → 代名詞
- 関係副詞: relative adverbs (when, where, why) → 副詞
- 関係形容詞 relative adjectives: (what, which, whose) → 形容詞
- 複合関係代名詞: compound relative pronouns (whoever, whichever, whatever) → 代名詞
- 複合関係副詞: compound relative adverbs (whenever, wherever, however) → 副詞
* what, when, where も関係代名詞になる場合があります。
6. 名詞の種類
数えられるものと数えられないもの ↓
- 可算名詞: count nouns (apple(s), noodle(s))
- 不可算名詞: noncount nouns (coffee, pasta)
名詞の性質 ↓
- 抽象名詞: abstract nouns (beauty, love)
- 物質名詞: material nouns (air, gold)
- 固有名詞: proper nouns (France, John)
- 普通名詞: common nouns (girl, park)
- 集合名詞: collective nouns (police, staff)
7. 代名詞の種類
- 人称代名詞: personal pronouns (I, it)
- 指示代名詞: demonstrative pronouns (this, those)
- 所有代名詞: possessive pronouns (mine, theirs)
- 再帰代名詞: reflexive pronouns (myself, yourselves)
- 不定代名詞: indefinite pronouns (one, some)
- 疑問代名詞: interrogative pronouns (which, what, who)
- 関係代名詞: relative pronouns (who, that, which)
* reflexive pronouns は compound personal pronouns, intensive pronouns とも呼ばれます。
8. 動詞の種類
- 動作動詞: action verbs (sing, work)
- 状態動詞: state of being verbs / stative verbs (be, hate, love)
- 連結動詞: linking verbs (be, become, seem)
目的語が必要か必要でないか ↓
- 自動詞: transitive verbs (lie, sleep)
- 他動詞: intransitive verbs (discuss, marry)
活用の種類 ↓
- 規則動詞: regular verbs (sleep, try)
- 不規則動詞: irregular verbs (drive, eat)
* be動詞: be verbs は = の意味のときは連結動詞、『ある』の意味の時は状態動詞。
* 知覚動詞(感覚動詞): verbs of perception は用法によって動作動詞にも状態動詞にもなります。
9. 冠詞の種類
- 定冠詞 : definite article (the)
- 不定冠詞 : indefinite articles (a, an)
10. 準動詞: nonfinite verbs(品詞とは別の分類)
準動詞は不定詞、動名詞、分詞の総称で、品詞とはまた別のグループ分けです。主語や時制が変わっても形が変わりません。ちなみに普通の動詞は 定動詞: finite verbs です。
不定詞(to不定詞や原形不定詞): infinitives (to play, go)
to不定詞は用法により、名詞句、形容詞句、副詞句となります。
- 名詞用法: nominal infinitives → 名詞句
- 形容詞用法: adjectival infinitives → 形容詞句
- 副詞用法: adverbial infinitives → 副詞句
動名詞: gerunds (eating, walking)
- 動名詞 → 名詞の性質
分詞(現在分詞や過去分詞など): participle (listening, written)
- 現在分詞や過去分詞 →『形容詞』の性質
- 分詞構文 →『副詞』の性質
11. 限定詞: determiners(品詞とは別の分類)
限定詞には主に以下が含まれます。名詞1個につき、1個の用法です。
限定詞に含まれる冠詞は品詞の一つで、形容詞の分類になることもあります。
- 冠詞: articles (a, an, the) → 冠詞(形容詞)
- 指示詞: demonstratives (this, those) → 代名詞 + 形容詞
- 数量詞: quantifiers (few, much) → 形容詞、名詞 or 副詞
- 所有格: possessives (my, Michael’s ← 所有格 + ‘s)
- 数詞: numerals (one, six, first) ← 名詞 or 形容詞
他に、
句動詞: phrasal verbs (ask out, make up)
なども品詞とは別のグループ分けです。
系統だてて、ではなくて、いろんな人が便宜上、色々分けちゃったから分かりにくいんですよね *-*
ホント、言語学者じゃなかったら気にしなくっていいかもー。
こちらもどうそ ↓
関係代名詞 that who which。省略できる時とできない時
ちょこっと英会話 ↓
Super rad!
めっちゃかっこいい!