英語の発音矯正。
一瞬で簡単に発音を綺麗にするトリックがあったらいいなって思いませんか?
個々の音を正確にすることはもちろん大切ですが、発声などのもっと基本的なところで、発音が劇的によくなるポイントがあります。
ネイティブっぽい発音にコロッと変わる瞬間は感動もの。
結構盲点だったりするので、ぜひ試してみて♡
- Table of contents -
1. 頭をあまり動かさない
- 英語を話すときは、頭をほとんど動かさず、相手の目を見て話します。
- 無意識に揺らしている人が多いので、思い当たったら止めてみて。意外と効果大です。
❤︎ 変な抑揚がなくなります。
❤︎ フラットな、安定した英語になります。
2. ちょっと顎を引く
- 空気の通る道は広くてまっすぐな方が声がよくでます。
- 肩をストンと落として、頭は前にでない位置に置いて、喉の周りをリラックス。
❤︎ ラクに軽く音が出せるようになります。
3. 声帯をきちんと閉じて音を出す
- 喉のところでハァーと息を出しながら(h の発音)。全てリラックスしたままで息を止めたところが声帯がぴったり閉じている状態。
- その状態で『あー』と音を出してみて。
❤︎ 声量がアップして、張りのある声になります。
4. 息はあまり口から出さない
- 息を奥に当てる感じで発声して、気道、胸にも響かせます。m n ŋ は鼻腔にも。
- 歌を歌う時と同じ発声です。突然ミュージカルが始まっても大丈夫な感じ。
❤︎ 息のムダ使いがなくなって、長いセンテンスも一息で言えるようになります。
5. 話し始める前に息を少し吐き始めて音をのせる。
- 日本語は、出だしをはっきり言いますが、英語の出だしは弱く始めます。
- 例: わたしは → ヮタァシワァ
❤︎ 出だしに気合いを入れてしまうクセがなくなります。
❤︎ フラットな、聞きやすい英語になります。
6. 口はあまり動かさない
- 基本ポジションでは、口は脱力した状態です。
- 日本語ほど口は頻繁に動きません。
❤︎ ラクに、軽く早く話せるようになります。
口を動かすときは主に以下の時
- ɑ ar ɒ: 顎を下げる (almond, party, hot)
- i: 口を横に引く(sheep)
- p b f v m w r: 唇を使う (pin, baby, fee, velvet, me, we, rich)
7. 基本的に舌はリラックスさせる
- 舌がリラックスしている時は、平らな状態です。
- l t d n などの、舌を口蓋につける発音でも、舌は平らなままです。突っ張って細くなっていないか確認して。
❤︎ 声量がアップして、英語の音になります。
❤︎ 舌が平らな状態は、glee シーズン2のエピソード5『ロッキー・ホラー・グリー・ショー』のサンタナの歌う Science Fiction Double Feature の口を見ると分かりやすいよ。
時々真ん中が凹むところも見てね。
舌を緊張させるとき
- 舌を細くする → i ɪ
- 舌の奥だけを上げる → u w
- 舌の中ほどを上げて奥に引く→ r
8. 上唇と上前歯の間にスキマを作る
- 少し意識して、上唇と上前歯の間に空間を作ります。
❤︎ f v w r の音が綺麗になります。
9. アクセントのない音は schwa: 曖昧母音
- schwa 音は基本的には ə『脱力して出すア』で発音します。
- 弱く素早く発音する音なので、前後の音によって音が変わったり、完全に脱落したりします。
schwa 音
- family / ˈfæm ə li / [fam–uh-lee]
- chocolate / ˈtʃɔ kə lɪt / [chaw-kuh-lit]
schwa 音が消える時の例
- family / ˈfæm li / [fam-lee](ファムリ)
- chocolate / ˈtʃɔk lɪt / [chawk-lit](チョクリ)
❤︎ 単語の発音(シラブルを含む)と、英語のリズムが正確になります。
10. 機能語: function words は弱く素早く
機能語は、内容はあまりないんだけど、文法上必要な単語。
- 弱く素早く発音します。
- リンキングできる場合はリンキングさせます。
- 音が落ちることも多い単語です。
機能語の例
- 人称代名詞: his → ’s, him/them → ’m, her → ’ər, them → ’m
- 前置詞: of → ə, for → fo, to → tə
- 冠詞: a → ə, an → ən, the → ə
- be動詞: are → ’re, is → ’s
- 助動詞: do, can → kn, would/had/did ’d, could have → couldə
- 接続詞: and → n, because → cuz
- 関係代名詞: that, which, who
リンキングの例
- an apple → エナァポー, but I → バダィ
❤︎ 英語のリズムが自然に生まれます。
ちなみに、機能語の反対は、内容語: content words です。
よく、強弱をつけると言いますが、機能語を弱く発音するだけです。内容語は特に強調する時以外は普通に発話します。
内容語の例
- 名詞: flower, Japan, Ellen
- 動詞: play, live, sing, love
- 形容詞: beautiful, cute, cool, good
- 副詞: well, sometimes, gracefully
- 指示代名詞: this, that, these, those
- 疑問詞: what, where, when, why, how
発音チェックには、録音して聴いてみるのがおすすめ♡
口と舌のリラックスにはリップロール(唇を閉じた状態で息を出して、唇をブルブルと震わせること。)も効果的♡
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