『冠詞が苦手!』って、多いですよね。
英語が流暢になってきた時に、最後に残る問題が冠詞の使い分けだったり。
日本語に冠詞のコンセプトがないことが一番の理由かと思いますが、例外的な使い方も多いので余計ややこしいのかも。
ここでは、冠詞のちょっぴりいい加減な使い方について説明します!
- Table of contents -
1. as a manager vs as manager vs as the manager
『マネージャとして、あなたは他の人をやる気にさせるチャンスがあります!』の英訳。
- As a manager, you have the opportunity to motivate others.
- As manager, you have the opportunity to motivate others.
- As the manager, you have the opportunity to motivate others.
正しいのはどれでしょう?
答えは、上の3つ全て正解です。
使用頻度は as a manager → as manager → as the manager の順。
以前は as manager がダントツでよく使われていましたが、最近は as a manager の方がよく使われるようになりました。
通常、職業には a をつけますよね ↓
I’m a manager.
ただ、as の後は、
- たくさんいるマネージャーのうちの1人としてだと as a manager
- マネージャーを職業として概念的に捉えれば as manager
- マネージャーという単語に特別感を感じたり、特定の個人を想定できる場合は as the manager
the は別として、不定冠詞 a の有無に関しては、細かいことは気にしてないことがほとんど。
形容詞をつけても同じです。
as a great manager
as great manager
as a marketing manager
as marketing manager
他の単語でも同じ。
as a teacher
as teacher
as a movie star
as movie star
複数形の時は as managers です。
as の後が、職業やポジションを意味する単語の場合、冠詞はあっても無くてもいいのです。
2. half past vs quarter past vs a quarter past
時間を表す時の表現。
30分後は
- half past
15分後は
- quarter past / a quarter past
あと15分で、は
- quarter to / a quarter to
half to はありません。
この場合の half は副詞なので冠詞の a は付きません。
quarter は名詞ですが、冠詞はつけてもつけなくてもOK。
例えば、3:30 PM では、
It’s half past three in the afternoon.
2:15だと、
- It’s quarter past two.
- It’s a quarter past two.
2:45 では、
- It’s quarter to three.
- It’s a quarter to three.
文法的には a quarter のほうが正式ですが、よく使われるのはむしろ It’s quarter past / to の方。
3. take the train vs take a train vs take my train
『電車で行く』。
take the train と take a train はどちらも同じくらいの頻度で使われます。
the のほうが微妙に特定感がありますが、こちらもあまり気にしなくてオッケー。
いつも使う電車だったら take my train でも。
4. どっちでもいいのかも
冠詞の使い方には大抵きちんとしたルールがありますが、個人の好みによって決まるときもあります。
英語がある程度のレベルになってきて、冠詞に対して疑問を感じることがあったら、それはどっちでもいいケースかも。
冠詞は、使用頻度が高いフレーズになるほど落ちていく傾向にあるので、将来的には a quarter も half みたいに使われなくなるかもです!
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