【r】の発音が【w】の音になっているケースがあります。
英語ネイティブの子供たちも、【r】の発音ができないうちは、【w】で代用。
(うちの子もそうだった!)
日本語に慣れていると、【r】と【l】が同じ音に聞こえたりしますが、似てるのは【r】と【w】。
【r】が【w】になっていたら、耳がネイティブ化してるのかも。
だけど、Richard のニックネームの Rich が 魔女の witch になったりしたら困りますよね ٩(๑º﹏º๑)۶
発音を使い分ける鍵は、舌の位置と使い方です。
- Table of contents -
1. 【w】の発音の仕方
まずは口を自然にちょっと開けて横に狭い隙間を作ります。
舌先は下げたまま、ちょっと奥に引き気味に脱力させて『ワ』。
口先だけで発音しないで、口の奥を意識すると綺麗な w がでます。
* 口を思いっきり窄めても w の音は出ますが、ちょっと不自然な感じになります。
2. 【r】の発音の仕方
口はキスの形。
そのまま、舌先を口の中の天井近くにあげてどこにもつけずに『る』というと、【r】の音になります。
舌の中程が奥に引っ張られる感じがしたら大正解。
犬が rrrと唸るときの音が r です。
3. 音を作る場所
【w】
舌の滑り台を降りたところとすぼめた唇の内側
【r】
ちょっと喉の奥に近いところ
4. 日本語に例えると
【w】
wa wi wu we wo は、
口の中に溜めた空気を逃してあげる『わいうえお』
【r】
ra ri ru re ro は、
舌をどこにもつけずに言う『らりるれろ』
5. 【w】の音が日本語の『ウ』になりやすい単語
以下の単語の発音は特に【w】の発音が『ウ』になりがちです。
カタカナ表記も原因の一つ。
- wood [ wOO d ]: ウッド、木材
- would [ wOO d ]: would の過去形
- wolf [wOO lf]: ウルフ、狼
- wool [ wOO l ]: ウール、毛
* wolf はウォルフ、wood はウォウド、wool はウォル(伸ばしません。)に近い感じ。
【w】と日本語の『ウ』との違いは、唇を使うところ。
ちなみに OO (u) も oo (ʊ) も、発音は、舌の中ほどを盛りあげて、口の前方+下半分で発音するとうまくいきます。
- OO (u) 『オ』の口にしつつ『ウゥ』
- oo (ʊ) 『オ』の口で『ウ』
6. wr のときの w はサイレント w
フォニックスのルールにもありますが、スペルが wr の時、w は発音しません。
発音するのは r のみです。
- wrap: 包む
- wreath: リース、花輪
- wreck: 難破
- wriggle: くねらせる、うごめく
- wrinkle: しわ
- wrist: 手首
- write: 書く
- wrong: 間違った
頑張って、w も発音している人が多いけど、
w と r は似た音なので、続けて言うのは至難の業。
昔は w も発音してたからスペルで残ってるんだけどね。
7. 【r】 と【w】のミニマルペア
練習してみてね↓
rag: ぼろきれ、雑巾
wag: 振る
rage: 激怒
wage: 賃金
rail: 線路
whale: クジラ
ray: 光線
way: 道、方法
rake: くま手
wake: 目覚める
read: 読む
weed: 雑草、マリファナ
reel: リール
wheel: 車輪
rest: 休み
west: 西
rich: お金持ち
witch: 魔女
ride: 乗る
wide: 幅が広い
right: 右
white: 白
ring: 指輪、リング
wing: 翼
rip: 切り裂く、引き裂く
whip: むち
ripe: 熟す
wipe: 拭く
rock: 岩
wok: 中華鍋
run: 走る
one: 1の
run: 走る
won: win の過去形(勝った)
w は他の子音と違って、音を出すときに息を遮る過程がないので、半母音とも言われます🎵
こちらもどうぞ ↓
【一瞬でクリアになる英語発音】ɑɹ と ɜ heart と hurt の発音の違い
ちょこっと英会話 ↓
Nothing beats catching up with old friends!
昔の友人と久しぶりに会うのって最高!