クリアで強い f と v の発音が、カンタンにできる方法です。
下唇を上の歯で噛んだり、口の内側にしまったりしなくて済むし、トイストーリーの Forky(フォーキー)も、風と共に去りぬの Vivian Leigh(ヴィヴィアン・リー)も綺麗に発音♡
f が h、v が b になりがちな人はぜひやってみてください。
f と v の口の形は全く同じなので、まずは f から。
- Table of contents -
1. クリアな f を発音する方法
まず、口を閉じたまま口角を上げて、ニッコリします。上の歯と下の歯の間は1- 2 mm。
次に、口角を上げたまま、口をちょっと開けて上唇と下唇の間に隙間を作ります。上の歯の先が、下唇にかすかに触れてれば OK。
そのままの状態で、上唇の裏側に、フーっと息を吹き付けます。上の歯と、唇の間に空気が入るのを感じてね。ちょっと上唇が上がる感じです。
この時の、空気が擦れるような音が、f の音。
2、3回、フーっ(シューみたいなフー)を繰り返したら、口の形はそのままで f のつく単語を言ってみて。
フーface, フーfake, フーfish, フーfind, フーfew, フーfuel, フーfont…
慣れたら、v に進みます♡
2. クリアな v を発音する方法
f と v の口の形は全く同じなので、f の空気の音にそのまま音をのせれば、v の音が出ます。
f の発音に、ヴーっと音をのせます。下唇にブルブルきたら、大正解。
2、3回、ヴーっを繰り返したら、口の形はそのままで v のつく単語を言ってみて。
ヴーvase, ヴーviolin, ヴーvivid, ヴーvery, ヴーvest, ヴーvoice…
v の発音は、上下の唇を絶対合わせないで日本語のバビブベボを言うようにすると、スカッとクリアに発音できます。
3. 発音のポイント
- 上下の歯の位置は動かしません。下唇が歯の方に平行に吸い寄せられる感覚です。
- 下唇の面積は普通の状態より 1 mm ほど薄く見えます。
- 空気圧で上唇が上がる代わりに、上唇の下側に窪みができても大丈夫です。
4. f は無声音、v は有声音
- f は無声音なので、声帯は震えません。
- v は有声音なので、声帯が震えます。
喉に手を当てて、f と v を言ってみて、v の時だけ、手にブルブルが伝わるのを確認してください♡
5. f v は摩擦音
- ニッコリの口の形で、下唇を上の歯の下に当てるのは、息の通り道を狭くして空気が擦れる音を出すためです。
- 息の通り道が狭くなればいいので、実際は下唇が歯に触れていなくても、隙間がちょっとであれば大丈夫。
6. 目の錯覚?
実は、下唇を噛んでも下唇を内側にくるんとしても、f, v の発音は可能です。
下唇の感覚がつかみにくい場合は、最初は中にちょっぴり引き込み気味にして練習するのも手です。(私も昔はそうしてた!いつの間にか、しなくなってたけど…。)
ただ、巷にある、
『下唇を噛む』説は、『上の歯の先が下唇に触れているのが噛んでいるように見えたため』で、
『下唇を内側にくるんとする』説は、『下唇を引きつけた時に唇の面積が薄くなるのが引き込んでいたようにみえた』からかも。
どっちにしても、下唇を噛んだり内側にくるんとするのは大変だし、見た目も変。
*ちなみに、私の学生時代の先生は上唇を内側にくるんとすると言っていました。これはある意味正しい???
結局、上で紹介した方法が一番シンプルでラクだし、素早く発音できて音も綺麗かなあって思います。
今までの発音の仕方と違っていたら、試してみてね。
正しい方法が実は一番ラクなやり方だったってこと、よくありますよね♡
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