日本語は一つ一つの音を、はっきりクリアに発音すると褒められますが、英語ネイティブが、英語の単語を1つずつキレギレに話していたらすごーくヘン。
英語を話すときにリンキングは必須です。
スムーズでリラクシングなサウンドのために、音をつなげたり変化させたり、弱くしたり落としたり。
ちょっとしたコツを覚えると、リスニングのスキルも格段にアップします♡
- Table of contents -
1. リンキングとは
リンキング ( linking ) は複数の単語を繋げて1つの単語のように発音することです。
リンキングの例
- Check it out! => Checkitout!
日本語でも有名なのは『チェケラ』(見てごらん)。
Checkit と itout のパープルの部分がそれぞれリンキングしています。
実際の発音は 『チェケラゥ』。
it の t はフラップと呼ばれる現象で、音がまるくなっていて、
out の t は音がドロップして消えているパターン。
2. 英語の話し方はコネクティッド・スピーチ
単語を繋げて発話することは、コネクティッド・スピーチと言われます。
英語は話し始めると、センテンスの終わり、もしくはピリオドまで割とずーっと音を出しっぱなし。
ピリオドがきてもまだ続く場合もあります。
単語間のスペースは文を見た時に理解しやすいようにあるだけなので、発音する時の間は存在しません。
- When is your birthday? => When’syourbirthday? お誕生日はいつ?
- She loves watching soap operas. => Sheloveswatchin’soapoperas. 彼女は昼メロを見ることが大好き!
要するに、センテンス中の単語は全てリンキングしているようなものです。
リンキングは、コネクティッド・スピーチをしている過程で自然に発生するものなので、まずは繋げて話す練習をしてみて。
最初に息を吸って、ピリオドまで一気に息継ぎなしで話せばOKです。
3. コネクティッド・スピーチがスタンダード
コネクティッドしているのが英語の普通の話し方なので、コネクティッド・スピーチと言う名前はあまり聞かないかも。
二重まぶたがスタンダードな国で、eyelids = 瞼の複数形に
double eyelids
eyelids having folds
みたいなことを言わないのと同じかな。
4. 文字間のスペースはなぜあるの?
日本語には漢字とカタカナとひらがながあるので単語間のスペースはなくても読みやすいですよね。
本当は英語も文字は発音通りにスペースなしで、書きたかった!とも考えられます。
文字がアルファベットだけだと、読みにくすぎ (><)
5. 日本語もコネクティッド・スピーチ
実は日本語も句読点までは繋げて発話しています。
ただ、全ての音に母音があるのでスムーズな感じがしないだけ。
英語も、スペースに惑わされないで、むしろくっつけて発音してみましょう。
一気に英語らしい発音になります♡
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Make it make sense.
イミフ(意味不明)